クラウドファンディングってなに?
投資に使えるの?
こんにちは、ヒロサラです。
あなたは「クラウドファンディング」について知っていますか?
近年クラウドファンディング会社のCMが流れるようになってきたので、より身近に感じるようになってきています。
昔は、企業間で面白いアイデアがある場合の、資金調達の道具として主に使っている感覚がありました。
現在では中小企業の新規開拓や一個人が出資を得る場合、または消費者として支払う場合が増えています。
それでは、そんなクラウドファンディングの仕組みなど解説していきます。
クラウドファンディングとは
クラウドファンディングとは、群衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた造語。不特定多数の人が通常インターネット経由で他の人々や組織に財源の提供や協力などを行うことを意味する (ウィキペディアより引用)
「クラファン」って昔よく聞いた覚えがありますよね。
例えば、会社が不確実性の高い事業を行う場合、融資を銀行にお願いするか、リスクを冒し会社の資金を使うしかなかったんです。
しかしクラウドファンディングであれば、賛同してくれる「同志」を募ることで資金を集めることができ「事業」を進めることができるようになったのです。
それでは具体的な内容について解説していきます。
クラウドファンディングの種類
クラウドファンディングと聞くと、全て投資だと思われがちですが、事業内容によっては支援者に対してのリターン内容が変わることがあります。ここでは大きく4つに分けて話していきます。
投資型クラウドファンディング
企業の「事業」、「プロジェクト」に対して得た利益の一部を「配当」という形で報酬を得る方法。
一番スタンダードな形ですね。もちろん成功ばかり考えがちですが、失敗した場合は、元本が割れる可能性もあるため、支援する場合はより成功しそうな事業を選択する必要があります。
購入型クラウドファンディング
支援者に対して、企業が開発した「商品」を報酬としてもらう形のサービスになります。
最近多く聞かれるようになったのが、この形かもしれません。
自分が欲しいと思った「企業のアイデア」が実際の「商品」となって実現する嬉しさが体験できるサービスになります。
融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)
支援者から集めた資金により運用した事業の報酬を、「金利」、「利子」として受け取るサービスになります。
「ソーシャルレンディング」とも最近は呼ばれています。
メリットとしては、少額でリターンを得ることができることです。例えば不動産投資をする場合、物件の購入など多額の資金が必要だったり融資を受ける必要がありますが、本サービスはより少額でできる場合がほとんどです。
デメリットしては、融資した企業自体が倒産した場合や、事業を撤退した場合のリスクを考える必要があることですね。
寄付型クラウドファンディング
寄付型は文字どおり、支援者が「寄付」をすることでその資金で事業を進めていくサービスになります。
例えば被災地の復興支援や、病気の方たちに支援といった、社会貢献などを目的としているため、支援者にとって共感が生まれやすく参加している実感が沸きやすい事業だと思います。
もちろん、リターンを目的としたサービスでないことは忘れずに。
クラウドファンディングの起案者側のメリットデメリット
起案者側とは企業として、資金を調達する側ということです。
もしあなたが実際に資金をクラウドファンディングによって集めようとしている場合に、ご確認下さい。
メリット
メリットは分かりやすく、賛同を得られれば、多くの支援金が集まることになります。
また、宣伝効果もあるため、他の事業にも好循環が得られる場合もあります。
賛同してくれたことで、長くファンとなり商品など購入される期間が継続的に続くこともあります。
採算が取れない事業でも賛同さえ得られれば、事業として成り立つ可能性もあるので、新規事業として始めるのが楽になる場合もあります。
デメリット
企画内容によっては資金が集まらない場合がある。
また、内容がかなり事業としてお粗末だった場合、逆にファンが離れる可能性もあり得ます。
その場合、会社のイメージダウンにも影響するでしょう。
一番危険なのは、開発商品であれば、盗作される可能性さえあることです。特許など出願していれば対策の一つになるかもしれませんが、他人に容易に情報が公開されてしまうため、注意が必要です。
クラウドファンディングの支援者側のメリットデメリット
支援者側とは主に、出資した後の「リターン」が気になりますよね。
こちらはあまり考えられないデメリットにも焦点を当てていきましょう。
メリット
メリットはもちろん、「特殊なリターン」になります。
支援した商品など市場にでる前に手に入ることもありますし、限定品の場合もあります。
支援者を広告に出す場合もあるので、宣伝効果もある場合があります。
そうなった場合、リターンがより大きくなっているので、他の投資より魅力的なリターンとなるでしょう。
デメリット
他の投資と同じように起案者側のトラブルにより、リターンが少なくなる、または最悪の場合、リターンがなくなるだけでなく元本割れなどもあります。
これは実際にもあった事例であり、倒産などによっては投資額全て失う可能性もあるのです。
また、「物」、「体験」などをリターンにしている場合もトラブルがあります。想像していたのと違った、目標金額が未達により、リターンがかなり少なくなったなど残念な結果もあるのです。
そのため、リターンを大きく期待する人にはあまり向かない投資なのかもしれません。またリターンも事前に調べておくことが大切となります。
さいごに
皆さんいかがでしょうか?
新しいものに投資するのはわくわくしますが、メリットばかりでなく、デメリットもしっかりと理解した上で利用するのが賢明です。
画期的なサービスですが、手数料なども考慮しながら、資金集めなども有効に使っていきましょう。
サラリーマンだからと何もしないのはもったいないので、「自分のしたいこと」をクラウドファンディングで挑戦してもいいかもしれませんね。
それではまた次回。